旅の目的立山縦走。

就寝前に、翌日の立山山頂などの天気を確認。

すると、登山指数は最適のA。

期待も高まるというもの。

 

朝食は、午前6時。

山旅の朝は早い。

早朝のボンヤリ頭に聞こえてくるのは…

雨音? ん? 結構降ってる??

 

山の天気は変わりやすい。

 

雨は止む様子もなく、

仕方なく、レインウェアで7時半ごろ出発。

雨に打たれて、室堂ターミナルへ向かいます。

 

ここで、お昼のお弁当になるような

おやきやおこわを物色したり

登山届を出したり、トイレに行ったりしてる間に

雨はなんとなくマシになっていました。

雨でも山はきれいに見えていてですね。

ひとまずは、一の越まで。

右側に見える山と山の

あいだのくぼみまで行きます。

約1時間の登山道は、石畳のような道で整備されます。

でもなかなか急な道でー。

雨は降ったり止んだり。

一の越に到着。2700mです。

向こうに見えるは、

長野岐阜にまたがる北アルプスの峰々。

風が強くて飛ばされそうですが

ここまでの疲れが吹っ飛ぶような景色。

 

少し息も落ち着いたら

気を引き締めて、雄山の頂上へ。

岩場を約1時間ほどかけて登ります。

ここは途中の少し広くなったとこ。

 

登りと下りは色でルートが分かれて

一方通行で登りやすい。

見た目よりも勾配が急で

途中、しがみついてよじ登るようなところも。

一の越が、はるか眼下です。

下を見おろすとこんな感じ。

 

でも、登るワクワク感が優先。

雄山山頂に到着。3003m。

この下にある雄山神社で

先に、お祓いを受けてからここへ。

ガスってて何も見えん。

 

立山登山というと、この雄山を指すことが多いようで

実際にここから戻られる方が、ほとんど。

立山は、雄山ー大汝山ー富士の折立の総称なんですが

雨も止んだようなので、縦走予定の我々は

この先の、大汝山(おおなんじやま)ー富士の折立(ふじのおりたて)へ向かいます。

ポイントの富士の折立。

見た目よりも登りやすい、富士の折立。

まだガスの中。

何も見えません。

 

前日、縦走の話を

自然保護センタースタッフのおじさんにしたら

さらに倍のルートになるけど

剱御前小舎まで行くのがおススメと言われ

一番初めの予定は、ここから大走りルートで

雷鳥沢へ抜けるというものだったけど

登山指数Aがずっと出ていたので

せっかくだからと、その気に。昨夜までは…。

 

でも、今は状況が違う。

午後3時からは雨予報。

ここまで歩いてきていた人たちも

次々とここから大走りルートで下山。

自分たちも当初のルート通りにしようと

ここでお弁当を食べて降りることに。

 

食べてたら…。

ガスが取れ、雲もなくなり青空がのぞいた!

揺らぐ決心。

 

どーする?どーする?

行けるとこまで行こう!

ささっと食べて、行けたら剱御前小舎まで。

この先に続く稜線を行くのだ!

内蔵助カールの雪渓を横目で見つつ。

健気に咲く高山植物に励まされつつ。

下に広がる室堂平を見つつ。

 

こんな天気なのに、風は強くなく歩きやすい。

念のため、レインウェアは着たままで。

まだ天気は大丈夫。

真砂岳(2861m)ー別山(2880m)へと黙々と歩きます。

 

この別山への登りが少々きつい。

登り切ると小さな祠。

その前には、剱岳の雄姿がドーン…。

のはずが、ガスの中。

ここで、もう大丈夫だろうと

レインウェアをやっと脱いで身軽に。

あー、涼しい。

 

そのまま、雷鳥沢につながる分岐点の

剱御前小舎へと、また黙々と。

小屋から雷鳥沢までは、約1時間半延々下り。

膝がカコンカコン。

あのグレーの矢印のとこが、剱御前小舎。

あそこから、左下の平らになってるとこ

雷鳥平まで降りてきました。

矢印から右側が歩いてきた稜線。

画面に映っているのは、半分の距離。

 

2800~3000mのところを歩いていたときは

現実なのかわからん不思議な感覚。

とにかく気持ちがいい。

 

そんな夢の稜線歩きのあいだ

なんとかお天気ももって、お天気の神様に感謝。

 

で、ここからですわ。

室堂方面に戻るには、地獄の階段が待ち受けております。

雷鳥沢を下っているときから見えてましたとも。

あー、あれ登らなあかんのか…。

疲れた足に500mほどの階段は堪える。

自分の、息のあがった呼吸しか聞こえん。

ただ、宿泊先は登り切ったとこ。

 

ここから室堂に戻る方には

更なる登りが待ち構えております。

がんばれ〜。

 

約8時間の山歩き。

よー歩いたー。

でも、なぜかまだ歩ける感じで

体力がついたのか、妙な根性がついたのか…。

 

お宿のお湯は、とってもいいので

山を眺めながら

早めお風呂に入って疲れを取ったのでした。