線の美しさにうっとりしそうな竹カゴ。
真竹は、竹細工としては広く使われている竹で
節が長く、しなりがあるのが特徴です。
また、竹は抗菌性や消臭性に優れているので
カゴの材料として使われているのもうなずけます。
さて。
その真竹を細かく竹ひごにして
六ッ目に編まれただ円カゴ。
竹ひご作りは、その出来栄えを左右するもので
これをうまく作れるのも熟練の技が必要と聞いたことがあります。
手作業で作られた竹ひごを
やっぱり手作業で編み込んでいくのですが
この六ッ目編みは、斜めにも
ひごが入っているので、丈夫になるとのこと。
昔から、カゴやざるに使われてきた編み方です。
このほかにも、別の編み方で作られた
角カゴも入荷してきています。
それぞれ、山形は米沢と
小国町に挟まれた置賜(おきたま)地方で作られています。
展示会 「スズキ家の茶ノ間」
日時:2019.10.22(火・祝)~11.10(日)